画像認識技術の定義や歴史や仕組みや機能について
さまざまなシーンでAI(人工知能)による画像認識が活用されています。 画像認識技術の定義や歴史や仕組みや機能について これから考えてみましょう。
画像認識とは?
画像認識とは、画像から特徴をつかみ、対象物を識別するパターン認識技術の一つです。
画像データから対象物となる輪郭を洗い出し、背景から分離した上で特徴を抽出し、マッチングや変換を行い、目的となるオブジェクトや特徴を特定して認識する仕組みで、その対象物が何であるかを分析します。
たとえば、人間は猫などの画像を見れば、猫だと絶対に認識しているはずです。しかしながら、コンピュータはは人間のように記憶や経験を持っていませんので、コンピュータに「猫」の画像をただ見せても、コンピュータはそれを「猫」だと認識してくれません。
そこで、画像認識ではコンピュータにデータベースから大量の画像を与え、対象物の特徴をコンピュータに自動的に「学習」してもらいます。そうすると、コンピュータは画像データから猫の特徴を「理解」し、同じ特徴を持った画像が与えられれば、それを「猫」だと判断することができます。