DXの概要│RPAとの関係

デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)とは、新しいITによる社会の変容や進化を意味します。新しいIT技術のひとつであるRPAはどのような効果をわれわれにもたらしてくれるのでしょうか。ここでは、今日の日本で求められている DXの概要│RPAとの関係 について説明します。自社にとってどのような影響が予想されるのか、RPA導入によりどのような効果が期待できるのかについて見ていきましょう。

DXを理解する

こちらでDXという言葉の歴史について説明しました。

ITやインターネットが一般化した2014年に、IT調査会社のガートナー社は、企業のIT利用には3段階あり、その最終段階に行くまでの改革プロセスを「デジタルビジネストランスフォーメーション」と定義しています。具体的には、第1段階は社内の業務プロセス改革、第2段階はビジネスと企業、人を結びつけ統合する、第3段階(最終段階)では第2段階にモノが加わり相互作用をもたらす状態を「デジタルビジネス」としています。

経済産業省では2018年9月に「DXレポート」を公表しており、そのなかで「将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネス・モデルを創出・柔軟に改変する」ことをDXだとしています。本レポートでは日本企業のIT環境の実態について警鐘を鳴らしており、DX実現のためにレガシーシステムの更改や移設、業務プロセスやコスト構造の変革など、各種の課題を解決することが必要と強調しています。

https://next-offshore.com/2020/02/25/the-iot-and-rpa/