IoTを理解する上で欠かせない3つのポイント
IoTの本質は「モノ」ではなく「つながる」ということにあります。モノだけでなく、コト、そして人や組織が「つながる」ことで新しい価値を生み出しそれこそがまさにIoTなのです。今回は、IoTについて理解を進める第一歩として「モノがつながる」ということを、中心に見ていきたいと思います。そして IoTを理解する上で欠かせない3つのポイント を紹介します。
Point1. IoTはじまりの歴史
通信の主体が変わる
インターネットが普及し始めたから、「人が介在せず、モノがインターネットに接続され、モノとモノがやり取りする」という未来の予測がなされていました。
2015年には、世界人口72億人に対し、インターネットに接続されている機器は250億、つまり、インターネットに接続されている機器が、世界の人口を超えたのです。 これは歴史上、初めての出来事です。パソコンやスマートフォンを筆頭とする機器が広まり、一人で複数台の端末を持つようになったために、こうした現象が起こりました。
その結果、通信の主体は、人からモノへと移り変わっているのです。
こうした変化がIoTの第一歩、はじまりといえるでしょう。
IoT化されるモノ
通信の主体が人からモノへと移り変わっていることで、これからは、人が直接操作するのではなく、人を介さない形でモノ同士がつながる時代が到来します。
私たちの身の回りには、さまざまな「モノ」が存在しますが、モノとインターネットを関連づけて考える場合、パソコンやスマートフォンといった端末機器をすぐに想像が付くではないでしょうか。しかし、IoTの場合は「あらゆるモノ」がインターネットに接続される対象となります。すでに、身の回りの家電製品や自動車、そして工場の機械、飛行機といった「モノ」のIoT化が進んでいます。IoTが広く普及するのは、遠い未来の話ではなくなっているのです。
https://next-offshore.com/2020/02/17/3-points-to-understand-iot/