IoT化で可能な 食品産業業界の未来
技術発展は目覚ましく、時には私たちの想像を超えるような技術が生み出されることもあります。さらに、人だけでなく「モノがインターネットとつながるというIoTの時代」が始まろうとしています。今回はIoTと組み合わせることで、食品産業業界に新しい価値・サービスを生み出す可能性のあるセンサー「ハイパースペクトルカメラ」をご紹介します。 IoT化で可能な 食品産業業界の未来 を考えてみましょう。
ハイパースペクトルカメラが見抜く食肉の劣化
食品を廃棄するか否か、それを判断する一つの基準として「鮮度」が挙げられます。
その明確な基準を定めることができるのが「ハイパースペクトルカメラ」です。
写真をご覧ください。
これは食肉が劣化していく様子を通常のカメラで撮影したものです。
上に並べられているのが豚肉、下に配置されているのが牛肉です。
時間が経つにつれて、鮮やかな赤色から、変化していきます。ハイパースペクトルカメラを用いると、牛肉・豚肉の「赤身」と「脂身」の色合いがどのように変化していくかを見抜いて、それから、それを数値化できます。