「データ」という視点でIoTについて

今回はIoTの肝となる 「データ」という視点でIoTについて 考えていきます。どうして、IoTにとってデータが重要なのでしょうか。この点に目を向けることで、IoTへの理解が深まると同時に、近年「スマートファクトリー」が推進されている理由も見えてきます。

IoTとデータの関係

この件について考えるため、まずはIoTという言葉の意味から紐解いていきましょう。

IoT(Internet of Things)は「モノのインターネット」として広く知られていますが、この言葉の意味を明確に定義することは難しいでしょう。それは、現在IoTという言葉が、以下の3つに分類されるように、広い意味で使われているからです。それはデバイス・機器、 仕組み、 1と2を包括した概念です。これらを詳しく見ていきましょう。

IoTという言葉の意味

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IoTとデータの関係
バイス・機器:

IoT家電に代表されるような、IoTデバイスや機器単体を指す場合も、IoTという言葉を用います。例えば「センサーをIoTに組み込む」といった場合、IoTはIoTデバイスを指します。

仕組み:

現在、この意味において、IoTの言葉は定義づけられています。

「工場のIoT化を行う」といった場合、「工場にIoTの仕組みを導入する」という意味になります。

1と2を包括した概念:

「モノ」に着目したり、「仕組み」だけに目を向けていては、IoTを完全に理解することはできないでしょう。概念というと難しく聞こえますが、①と②の意味をふまえた考え方やプロセス、さらにはIoTを導入する目的や解決策も含めた意味と考えるとわかりやすいと思います。

https://next-offshore.com/2020/02/18/iot-from-the-viewpoint-of-data/