DXは脚光を浴びる理由

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは2004年、ウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が提唱した、「われわれ人間の生活に何らかの影響を与え、進化し続けるテクノロジーであり、その結果、人々の生活をより良い方向に変化させる」という概念です。15年前使われていましたが、最近再び、注目を集めています。では DXは脚光を浴びる理由 について把握しましょう。

DXが再び脚光を浴びている3つの理由

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消費者の消費活動の変化

1つ目の理由は、経済産業省が指摘しているように、既存のレガシーシステムの延長では企業の成長に限界が見えているからです。既存のシステムは、いくら使い慣れても、そのままの機能を使い続けるにしてもメンテナンス費の負担が続き、大きなコストをかけなくてはなりません。一方で、クラウドやIoTなどのデジタル技術は急速に進化しており、自社にすべてを持つことなく、比較的安価にシステムが構築できる環境になっています。

2つ目の理由は、消費者の消費活動の変化です。「モノ」から「コト」、そして「所有」から「共有」へと、消費者の気持ちの重きが変わっています。単に「モノ」を売るのではなく、「コト」を提供することにシフトするためには、当然、企業としてのビジネスモデルを変える必要があり、情報システムの見直しも必要となります。

そして3つ目の理由は、すでにいろいろな分野でデジタル化による変革は起きていて、それに対抗するための有効な手段がDXによる施策だということです。デジタル技術によって既存のサービスやビジネスモデルが破壊・再構築されることを「デジタルディスラプション」と呼びますが、デジタルディスラプションは主には新規参入者によってもたらされます。例えば、米ウーバーテクノロジーズは一般のドライバーをタクシーサービスに登用することでタクシー業界にデジタルディスラプションを起こしました。米エアビーアンドビーは一般家庭の空き部屋を旅行者に開放することでホテル業界にデジタルディスラプションを起こしました。

https://next-offshore.com/2020/02/21/the-reason-why-dx-is-now-polular/