製造ノウハウをデジタル化

世界景気減速により製造業を中心に業績落ち込みが顕著になっております。IoTやAI活用による競争激化や日本の労働力減少を解消するために生産性向上がますます不可欠になっております。そのために 製造ノウハウをデジタル化 し、業務の高度化や事業の再構築はもとより、新規価値の創出方法としてDX(デジタルトランスフォーメーション)に取組む企業が増えております。

現在の製造業を取り巻く環境

本題に入る前に現在の製造業の置かれてる状況を見てみましょう。2018年8月にIMD(国際経営開発研究所)から発表された「2019年世界競争力ランキング」で主要63か国のうち日本は30位でした。IMFから発表された「2019年度1人当たりGDP」でも25位と低迷しており、かつて世界の15%を占めていた日本のGDPも30年で6%に縮小してしまいました。まさに生産性の低さが露見してしまった状況です         

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<日本の競争力>

また少子高齢化が進んでおり、総人口は2008年をピークに減少、労働力人口も1995年をピークに減少しており、30年後の2050年における労働力人口は、現在の3分の2に減少します。このような国内状況の中でグローバル競争がさらに激化しており、日本の製造業を取り巻く環境はますます厳しい環境となっております。

https://next-offshore.com/2020/02/21/digital-transformation-for-manufactoring/